今年も暑い夏がやってきました。猛暑だからと言って何もしないでいるのは運気ダウンのもと。というわけで、今回は暑さを元気に快適に乗り切るためにピッタリの縁起物を厳選しました!すぐに実践できるものもありますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
【打ち水】江戸時代から続くお清め
気温下降、土ぼこりを抑える効果も
もとは江戸時代、華道や仏教 のお清めとして行われてきました。道に水をまくことによって涼をとり、道路の土ぼこりを抑えるという効果もあります。打ち水は江戸時代から続く庶民の知恵。ちなみに1平方メートルあたり1リットルほどの打ち水で、気温が2度くらい下がるといわれます。
打ち水の効果を高めるためには日陰に水を撒きましょう。
打ち水は水が蒸発するときに熱を奪う気化熱を利用したものですが、真夏の日向は暑すぎてすぐに蒸発してしまい、十分な効果が得られません。日陰に水を撒いておくことで、ゆっくりと蒸発する効果と、日向との温度差によりそよ風を起こす効果が期待できます。
水を撒くだけと、非常に簡単にできる打ち水。快適に過ごすことができ、運気もUPします。
まさに一石二鳥!ぜひ生活に取り入れてみてはいかがでしょうか
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【扇子】末広がりの形は縁起物の象徴
via www.ashinari.com
扇または扇子の事を昔から末広とも言います。それは開いた時に先端すなわち末の方が広がることから繁栄を意味して縁起がよいことにつながるからです。とりわけ御祝儀として扇を贈り物にする風習は室町時代に起こったもので、以後現在に及んでいます。結婚や長寿をはじめ、あらゆるお祝い事に、記念品として用いられています。
外国人へのお土産としても大変人気です。コンパクトに折りたためるので、持ち運びにも便利ですね。
【風鈴】に魔除けの役割アリ
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起源は中国にありました。しかし日本とは全然違う使い方でした。
竹林に下げて風の向き、音の鳴り方で、物事の吉凶を占う占風鐸(せんふうたく)と言う道具が起源です。
日本に仏教などと一緒に渡来してきます。お寺の四隅にかかっている風鐸がそれです。
風鐸のガランガランと鳴る音が厄除けとして使われました。
すなわち、その音が聞こえる範囲の住民には災いが起こらないといわれました。平安、鎌倉時代の貴族の間では縁側に下げて、外から疫病神が屋敷の中にはいるのを防いだと書物(六学集)には、書いてあります。
風鈴の音色は涼を感じるだけではなく、魔除けとしての意味があります。
【浴衣】伝統の文様を身につけよう
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日本人は古くから、自然の持つ美しさに惹かれていました。そのため、現在の文様には歴史的なデザインを継承しつつ、自然をモチーフにしたものが多く存在しています。
伝統的な和柄の文様を身につけることで、厄災から身を守り、幸運をもたらすと信じられてきました。
via www.noren-net.jp
青海波は、広い海がもたらす恩恵を感じさせる柄で、無限に広がる波の文様に未来永劫の願いと、人々の平安な暮らしへの願いが込められた縁起の良い柄です。
書状を細くたたみ、一つ結びにしたものを結び状といい、古くは恋文などに使われました。それをそのまま文様化したものです。ひとつだけで構成されたものと二つ以上のものがあり、単純な形ながら風雅の趣があって好まれました。中に小柄を入れたりします。
via tokouan.co.jp
矢絣は、矢羽根の模様を表した絣柄です。矢羽根絣、矢筈絣、矢飛白ともいいます。矢羽根の向きが一方向を向くもの、2列毎に反対向きになる模様が多く見られます。 弓で射た矢は戻らないことから、「出戻らない」の意味をこめて、江戸時代の嫁入りの支度に矢絣のきものを持たせたといいます。戻らないこと、まっすぐに突き進むことから、縁起柄とされています。明治~大正頃には女学生の定番衣裳として、矢絣の御召とえび茶色の袴の組み合わせが流行しました。そのことから、卒業式でのスタイルに矢絣と袴が人気を博しています。
日本に古くからある文様にはひとつひとつ意味や由来があります。
知識として知っておくと、時と場合によって使い分けができますね。
知識として知っておくと、時と場合によって使い分けができますね。
手ぬぐいでもっと簡単に文様を身につけよう♪
ファッションにもインテリアにも♪手ぬぐいがオシャレアイテムに大変身
お弁当のラッピングやのれん、小さなお子さんのお洋服など、手ぬぐいにはたくさんの活用法があります。災害時には包帯替わりやお子さんのおしめにも。数枚持っておくといざという時に安心です。
まとめ
ご紹介した内容は、どれも日本で古くから親しまれてきた習わしです。
暑い夏を快適に、そして心も清らかに過ごすためにとてもおススメですよ。ぜひ取り入れてみませんか?
暑い夏を快適に、そして心も清らかに過ごすためにとてもおススメですよ。ぜひ取り入れてみませんか?