3月といえば。ひな祭り…ではなく【春分の日】でしょう。

3月の縁起物と言えば、ひな祭りをイメージする人も多いかと思いますが、ひな祭りは女の子のためのお祭り。それに対して「春分の日」は国民すべてに関わること。なぜならば祝日だから!では何故春分の日が祝日なのか?そもそも春分って?などなど様々なことを紹介していきます。

●そもそも「春分」とは。

春分

春分

基本的には3月21日頃で
今年の2017年は3月20日です。

実は、いつが春分になるかは毎年違い
前の年(今なら2016年)に国が決めます。

地球の赤道を延長した天の赤道と太陽の通り道の黄道が
ちょうど交差したところが黄径0度。
春分とは、太陽がちょうど黄径0度(春分点)に到達した瞬間のこと。
太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。
この日から夏至まで、昼がだんだん長くなり、夜が短くなります。
ヨーロッパなどでは、春分をもって春の始まりとしています。

春分・秋分の3日前から7日間をそれぞれ春の彼岸、秋の彼岸とします。
春分・秋分は「彼岸の中日」といいます。彼岸は日本独自の行事です。

地球は太陽に対して、傾いていると習いましたよね。
ですので、太陽に対してお辞儀をしている姿勢か
反対にのけ反っている形になるのかで
太陽(日光)の当たり方が変わり、一日の昼と夜の時間が変わります。

その中でも昼と夜の長さが同じになるのが
「春分」と「秋分」です。
では、長さが同じだけで祝日になるのでしょうか。

●なぜ「春分」が祝日なのか。

てんじん山・魯閑人日記:秋季皇霊祭遙拝 (16730)

春分の日は、1947年(昭和22年)までは、春季皇霊祭
(歴代天皇・皇后・皇族方の御霊を祭る儀式)という
名称の休日でしたが、1948年(昭和23年)に公布・
施行された”祝日法”によって、春分の日は、

”自然をたたえ、生物をいつくしむ”
ことを趣旨とする国民の祝日に変わりました。

同じように、秋分の日は秋季皇霊祭から秋分の日は
”祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ”
ことを趣旨とする国民の祝日に変わりました。
春分の日と秋分の日が祝日なのは、春季皇霊祭と
秋季皇霊祭の流れを汲むものだからです。

「春分」や「秋分」は昼と夜が同じ!ことが祝日に繋がるのではなく
元々「皇霊祭」であった祝日が起源であったため
その流れを汲んで祝日となったようです。
ですので、同じように季節を冠に頂いている「冬至」や「夏至」は
祝日ではなく、平日となっています。

●では「春分」は何をすればいいか。

彼岸入り (16734)

「彼岸」はサンスクリット語の「波羅密多」から来たものといわれ、煩悩と迷いの世界である【此岸(しがん)】にある者が、「六波羅蜜」(ろくはらみつ)の修行をする事で「悟りの世界」すなわち【「彼岸」(ひがん)】の境地へ到達することが出来るというものです。

太陽が真東から上がって、真西に沈み昼と夜の長さが同じになる春分の日と秋分の日を挟んだ前後3日の計7日間を「彼岸」と呼び、この期間に仏様の供養をする事で極楽浄土へ行くことが出来ると考えられていたのです。

「春分」はお祭り!というわけではなく
祖霊の供養に努めると良い日と考えられています。

それは…
昼と夜の時間が同じ=太陽が真西に沈む
日本から見て真西=極楽浄土
なので、極楽浄土(あの世=彼岸)と繋がっている!
と昔の人は考えたようです。

ですので、沈む夕日に向かって先祖の供養をすると
一番Bestのようです。

またこの彼岸という考え方は
もちろん日本から見て西!なので
極楽浄土など仏教のワードが出ていますが
日本独自の文化のようです。

・「春分」の食事

ぼたもち・おはぎ

ぼたもち・おはぎ

実は「ぼたもち」と「おはぎ」は同じもの。
…と言い切るのは怖い所がありますが
基本的には同じと思って下さい。
何故かと言えば、色々と所説があるようです。
・牡丹餅(ぼたんもち)
春は牡丹の花にちなんで作ったお菓子なので、牡丹餅と呼びます。
因みに秋には萩の花にちなんでつくるのでおはぎと呼びます。
ただし、呼び名の由来は諸説があり、地方によって呼び方も変わります。
 
― もち米を用いたのが”ぼたもち”、うるち米を用いたのが”おはぎ”
― 餡(小豆餡)を用いたものが”ぼたもち”、きな粉を用いたものが”おはぎ”
― ぼたぼたした食感だから”ぼたもち”
― こし餡を”ぼたもち”、つぶ餡が”おはぎ”
― 小さいものをおはぎ、それより大きいものをぼたもち
同じで季節ごとに名前を変えているだけだ!
という説もあれば、作り方が違うから名前が違う!
はたまた、そもそも違う!など
所説あり、またそれが地方ごとに違うので
それだけ地域に馴染んだ歴史ある食べ物であると思います。

余談ですが
季節ごとに名前が違うという説によると
春:牡丹餅
夏:夜船
秋:御萩
冬:北窓
というような名前があるようです。

ですので、春分の日に食べるものは「ぼたもち」が正しいようですね。

草餅

草餅

草餅の草=母子草であったため
草餅は春のお菓子として、有名です。
ですので、お彼岸のお供えとしても
用いられているようです。
〇現在のよもぎ餅と草餅とは
つまり、上新粉や白玉やよもぎを使いことから、原材料も同じ・食べ方も同じという、現在では”よもぎ餅も草餅も同じ食べ物ということです。
 
強いて分けるとすると、
よもぎ餅は、餡子や砂糖をまぶしたきな粉の和菓子。
草餅は、和菓子の他に、焼いた餅やぜんざいなど、薄く伸ばして切った普通の餅と同じように食事として食べることも多い。というわずかな違いがあるくらいでしょう。
これらの食べ物をお供え物として作り
仏壇やお墓にお供えしてあげると良いようですね。
もちろん、自分の楽しみとして食べるのも
故人を想いながらという意味では良いと思います。

ただ、食べ物に関しても「ぼたもち」が有名なだけであり
故人が好きだったものを作るのもGoodですので
故人を慕うということでは、それもアリです。

ですので、今は「ぼたもち」と「おはぎ」は同じ!
「草餅」と「ヨモギ餅」も同じ!
と言えなくもありませんが
元をただせば違うものですので、そこは注意を。

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