難を転じて福となす縁起物!お正月に欠かせない『南天』♪

日本では、お正月に縁起の良い生け花を飾る風習がありますよね。そんな場面で活躍する「南天」には、お守りや火災除け、厄払いのご利益があったんです♪そこで今回は、「天国の竹」と呼ばれている南天についてまとめてみました。

◆難を転じて福となす縁起木♪

過ぎ去った一年の厄を払い、縁起の良い花で正月を祝うのが、古来から続く日本の風習。
中でも、冬に赤々とした実をつける「南天」は、縁起の良さに定評があります。
“難転”につながる南天の力 ~薬、縁起物として重宝されてきた植物~ - S&Kサウンドクリエイト (27269)

【南天の花言葉】
・赤南天→幸福/私の愛は増すばかり/家庭円満
・白南天→深すぎる愛情/機知に富む/募る愛

純白の花が散った後に深紅の実が実る事から、「私の愛は増すばかり」という花言葉が有名になりました。

南天は、庭に植えたり鉢植えで育てたりする植物。南天(なんてん)という読み方が、「難転=難を転じて福となす」に通じる部分があるため、南天の木は縁起の良い木として知られています。

そのため、魔除けや厄除けとして古くから利用されてきました。

◆武士のお守りだった!

出陣の前に南天を畳に指すシーンは、大河ドラマでもお馴染み。
中には、南天の縁起を担いで家紋や陣羽織の刺繍に好んで用いた武将も多いそうですよ♪
着物の文様:謂れや意味 | 遊そぞろ (27279)

【南天枝丸の家紋】
南天は薬効のみならず、古くから縁起の良い木と言われ、庭木や生け花、祝い事、厄除の行事などにも使われてきました。
 長い期間、色あせないことや、“難を転じて福と成す”という思想にも通じることから、戦国時代には武士の鎧を入れておく箱の中に南天の葉を入れ、出陣の際に床の間に挿して戦勝を祈願したと言います

◆「火災除け」や「悪魔除け」にも♪

江戸時代の日本家屋には、母屋と離れた所に厠(トイレ)が設けられていました。
その厠の周囲に南天を植えて汚い物を清めたんだとか。
また、難が転じるということわざから、老人が厠の側で転んでも怪我をしないようにと考えられていたようです。
京都・東山・高台寺 まほうや - 南天 冬を彩る (27296)

江戸の百科事典『和漢三才図会(わかんさんさいずえ)』には、「南天を庭に植えれば火災を避けられる。とても効き目がある(現代語訳)」という記述があります。江戸時代にはどこの家にも南天が「火災よけ」として植えられるようになり、さらには「悪魔よけ」として玄関前にも植えられるようになりました。

◆南天で大蛇の解毒♪

南天には、喉を潤す効能があると言われています。
某薬品会社では、古くからのど飴の原料として活用していますよね。
この他にも、実や茎、葉にはそれぞれ解毒や殺菌効果がある事で知られています。
鞍馬寺 竹伐り会式 2013年 | 京都旅屋 ~気象予報士の観光ガイド・京都散策~ (27305)

牛若丸が修行したことで知られる京都・鞍馬寺の「竹伐り会式」のお祭では、南天が大切な役割を担っています。このお祭りは、青竹を蛇に見立てて伐るというもの。竹を伐る鞍馬法師は腰に南天の枝葉を身につけるのが習わしです。「毒気を吐いて襲う大蛇退治を儀式化した祭り。大蛇の熱気と毒気を解するために、効用第一のナンテンの葉が用いられるようになったのであろう」とのことです。
舞楽は「南天招福の舞」と呼ばれ、南天は「難を転ずる」を表し、竹を伐る法師も腰に南天の葉をはさんでいます。災難を吉事に転ずる意味と大蛇退治の毒を消すという意味を持っています。

◆どうしてお赤飯に添えるの?

おめでたい席で出されるお赤飯ですが、傷みやすいのも事実。
そこで、殺菌効果と縁起の良い言い伝えを合わせ持つ南天が添えられるようになったと言われています。
着物の文様:謂れや意味 | 遊そぞろ (27280)

ナンテンには効能話があるんだ。それは、さっき出た「難を転ずる」に由来する。
そもそもは、小豆を使った食べ物というのは傷みやすいから、食中毒という「難」を回避する意味でナンテンを添えたんだそうだ。

◆世界では何て呼ばれてるの?

クリスマスのリースとしても使われる南天。冬にも関わらず、鮮明な赤い実を付ける南天は、「天国の竹」という神秘的な名称で愛されているんです。ちなみに、冬に実をつける貴重な植物として、鳥の守り神と崇める国もあるんですよ♪
ナンテンのリース: 小さな幸せ (27323)

中国では、南天のことを南天燭(なんてんしょく)や南天竹(なんてんちく)と呼びます。これを略して南天になり、音読みしたのが和名の由来です。
南天は、古くから神聖な木とされてきました。そのため、天国の竹を意味するheavenly bambooという英名になりました。

◆風水を参考に植えてみよう♪

日本のお正月に良く見かける赤南天。実は、白い実を付ける白南天も縁起物なんです。ただし、自宅のガーデニングに取り入れる時には、風水を参考にしてみましょう。思わぬご利益があるかもしれませんよ♪
白南天: 季風花便り (27328)

風水でもよく利用され、南天は鬼門(北東)に白南天、裏鬼門(南西)に赤南天を植えるのが一般的。また、縁起が良いため、正月などに飾る木として有名です。

花よりも紅葉や実を楽しむ木なので、9月~10月頃の紅葉や、11月~翌年2月頃の南天の実が南天の見頃の季節。ちなみに、実は多くの鳥の好物です。

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