お正月に飲む縁起物【大福茶】で新年をお祝いしよう♪

「大福茶」は関西地方でお正月に飲まれる新年を祝うお茶です。大変縁起がいいものとされ、大福茶を飲めば邪気が払われ、新しい一年に幸福をもたらすとされています。全国的にはあまり知られていませんが、その謂れは古く、平安時代から続いている風習です。

大福茶とは?

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京都では、お正月、昆布と梅干が入ったお茶を飲みます。これを、大福茶(おおぶくちゃ)といいます。福梅と結び昆布に煎茶をそそいでいただきます。新年の喜びと息災を願っていただく、お祝いの縁起ものです。

大福茶(だいふくちゃ)と読むと、これは、違うもので、お茶席でいただくものとして解釈されます。

昆布は喜ぶに通じ「子生婦」とも書き、子孫繁栄を願うもので、梅は春に先がけ一番に花を咲かせ実を結ぶものとして尊ばれ、お茶そのものは葉の緑が色を変えぬところから、意思の強さを大地にしっかり足をつけて生き続ける験の良いものとして、この三つを合わせてお祝いするのです。
同じお茶でも、呼び名によって用途や意味合いが変わってくるんですね。
お茶の種類はお茶屋さんや家庭ごとに違いがあり、煎茶の他に玄米茶、ほうじ茶などに分かれるようです。
大福茶に入っている梅と昆布も縁起物で、お正月以外に結婚式などのお祝いの席でも飲まれます。

大福茶の由来

◆六波羅蜜寺に伝わる皇服茶

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の空也上人像

六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)の空也上人像

口から出ているのは6体の阿弥陀仏です。
天暦5年(951年)、空也上人が疫病の流行に際して梅干しの入ったお茶を病に苦しむ人々に振る舞うと、疫病は下火となり、その後村上天皇も正月にこのお茶を服用したという。村上天皇が飲んだことにより、“皇服茶”の名前がつき、“皇服茶”は幸福と関連づけて「大福」の文字が当てられるようになったとされる
951年、村上天皇の世に疫病が流行し、梅の入ったお茶を飲んだところ治った、という。その後、「王服(おおふく)」と言って元日に飲むようになり、これを一般人も飲むようになって、一年の健康、長寿幸福を願うようになった、ということだ。
皇族や公家で飲まれていたものは「皇服茶」、それが一般庶民に伝わると「王服茶」の表記となり、
やがて現在の「大福茶」になったとされています。

六波羅蜜寺では村上天皇が元旦に飲んだことにちなみ、
毎年正月三が日に多くの参拝者に皇服茶が振る舞われます。

◆北野天満宮の大福梅(おおふくうめ)

moment DIGITAL:京都通コラム:清々しい師走の風物詩 (15151)

事始めの今日より授与される縁起物「大福梅」を手に入れよう。
京の誰もが知っている北野天満宮の「大福梅」である。
この梅は北野さんの梅苑で採れたもので、数に限りがあり、神官や巫女さんの手で作られたものである。カラカラに干しあがった梅の実は元旦の朝の茶の中に入れて飲み干すのが習わしである。
ご利益は向かう一年の無病息災だ。
授かった梅は、正月にお茶に入れたり、湯を注いで頂く。
塩漬けされ干された梅は、北野の梅林で採れたものを神職、巫女さんの手で調製されている。
無病息災の信仰は千年の歴史を今に伝えている。
大福梅も村上天皇の皇服茶に由来する縁起物です。
お正月の準備が始まる12月13日の「事始め」から25日の「終い天神」にかけて授与され、
なくなり次第終了となります。
一年間の邪気を払い、無病息災と長寿を願って沢山の参拝者が梅を求めます。

◆お屠蘇の代わりに

お正月にお屠蘇をお飲みになる方も多いと思います。 しかし京都では例えお屠蘇を準備されても飲まない方が結構いらっしゃいます。 それはお屠蘇というものが、もともと薬であったために、元日から薬を飲むのは嫌だという発想からきているのです。 「年の初め」「月の初め」「日の初め」である元日に薬を飲むと、一年中薬を飲まなくてはいけないというところに由来しているのです。  

縁起物の花びら餅と一緒に

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京都では大福茶と一緒に花びら餅を食べるのが一般的だそうです。
花びら餅とは、京都でお正月に食べられる伝統の和菓子で、
白味噌のあんと鮎に見立てたゴボウを求肥に包んだ縁起物です。
梅と昆布は健康に良いそうですし、来年のお正月は縁起を担いで大福茶を飲まれてはいかがでしょう。
ほんのりピンク色が上品な花びら餅も、私は大好きなのですが、
これも元々は、長い間宮中で食されていたようです。
明治時代に裏千家が初釜に用いることを宮中から許され、以後新年を象徴する菓子として、「花びら餅」となったのだとか。

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