「ありがとう」の気持ちと共に人形供養。淡嶋神社をご紹介。

日本人形やお雛様はもちろんのこと、人格のあるものとして愛したぬいぐるみや人形はいらなくなったからと言って、とてもじゃないけれど、ゴミ箱に捨てるのは躊躇われます。そんな時は人形供養をしている寺社に持ち込みましょう。今回はその一つ、淡嶋神社をご紹介します。

どう思う?淡嶋神社関連でこんなニュースがありました。

市松人形

市松人形

人形メーカーなど全国約400社が加盟する日本人形協会(東京)は18日までに、大阪市のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)と和歌山市の淡嶋神社に「(アトラクションで)日本人形を呪いや祟りといった恐怖の対象として扱っており、メーカーや小売業者への営業妨害になる」として抗議文書を送った。
USJのアトラクションに淡嶋神社が日本人形を数百体貸し出したことを端に発した騒動、
記憶に新しいところです。賛否色々あることと思います。

淡嶋神社って、どんな神社なのでしょうか。

淡嶋神社 拝殿

淡嶋神社 拝殿

和歌山市加太というところにあります。

まずは御祭神のこと。

ご祭神の少彦名命は、医薬の神様。
特に、女性の病気回復や安産・子授けなどに霊験あらたかといわれています。
ガガイモの船に乗れるほどの小さな体のでありながら、大国主命の国づくりを助け、多くの知恵と知識を持つ少彦名命は、「御伽草子」の一寸法師の他、後世における「小さな子」が活躍するいくつもの物語のモデルになりました。

人形供養のこと。

奉納されたお人形

奉納されたお人形

雛流し

雛流し

おびただしい人形、人形、人形──。和歌山県の淡嶋神社には供養のため毎年30万体もの人形が奉納されます。人形供養発祥の地、ひな祭りの発祥の地として信仰を集めてきた神社です。・・・
男雛、女雛はもともとは、淡嶋神社の少彦名命と神功皇后を表した御神像であると言われています。・・・
仏滅の平日、年末年始 、2月21日〜3月3日以外の09時〜16時に受付をされています。郵送受付はしていません・・・
淡嶋神社、人形供養、お雛様が揃うと、思い起こされるのは、毎年、開催されているひな送りの神事です。
白い小船に乗った何百体というお雛様が海に旅立たれます。
神社なのに夜になると閉門されたり、髪の毛が伸びるお人形さんがいたりするので、あらぬ噂が立っていますが、
前者はお人形さんを不法投棄される方がいるからなのだとか。

後者については、淡嶋神社自ら、このように説明されています。

Q、髪の毛が伸びる人形があるとテレビ等で見ましたが、本当にあるのですか?
  又、なぜ伸びるのですか?

本当にあります。人形は見てもらったり遊んでもらったりするために、生まれてきたものです。そのため、人に注目を集める為に何らかの奇怪的なことを起こすことがあります。悪いことを起こす人形はまず、ありません。

まあそうでしょうね。人形が悪いことを起こすとは思えません。
でも、淡嶋神社は種類分けされて、ずらっと並んでいることもあって、迫力があります。
特に、本殿に並べられている市松人形さんは心があるように見えます。
でも、これには科学的に説明がつきます。
人間は不完全に人間に似せられたものを見た時、恐怖や不快感を覚えるらしいです。
となると、これは人形側の責任というよりも、人間側の責任だということができるでしょう。

淡嶋神社は人形供養だけではありません。

針供養

針供養

針供養

同神社は、人に裁縫を伝えたとされる少彦名命(すくなひこなのみこと)をまつっており、毎年恒例の針供養は江戸時代中期から続いているという。
最近はお裁縫をされる方は減りましたが、ミシンの針なども奉納されるそうです。

子宝・安産・婦人病平癒

「下着を格子の中へ…」という貼り紙があります。こちらには女性の病に悩む方々が自分の下着を奉納するならわしがあります。
えっと思われるかもしれませんが、下品の感じではないのです。
子宝が授かるのはそう簡単なことではなく、医学が進んだ現代であっても誰もが安産できるわけではありませんし、
婦人病と長いお付き合いをしている人は多いです。
苦しんでいる人は藁をも縋る想いでお参りに来られていることと思います。

終わりに代えて。

綺麗な踊り姿

綺麗な踊り姿

変わったことがあると、ついついそちらに目が行きがちですが、
淡嶋神社で人形供養をするためには、この神社がある和歌山県まで出向かなければ行けません。
だから、ただ単に邪魔になったとかではなく、最後の最後まで人形を愛し、
感謝の気持ちと共に持ち込まれている方がほとんどなのではないでしょうか。
大切にされてきた人形なら、その気持ちを分からない訳がありません。
何はともあれ、珍しい風景が見られます。
ご興味がある方はぜひお出かけになられてみてください。

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